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日本で飼育されている豚



豚の種類

日本で飼育されている豚の種類は、ランドレース種(L)・大ヨークシャー種(W)・ハンプシャー種(H)・デュロック種(D)・バークシャー種(B)などがあります。豚は牛と違い純粋種は少ないです。繁殖用の豚の70%、肉豚の80%以上が雑種で占めています。雑種はL・W・H・Dの4種類の交配が大部分で、その交雑方式は多数ありますが、一般的な交配が三元交配です。三元交配とは、雑種強勢効果(品種または系統間の交配によって、その能力が両親の平均能力を上回る現象)を活用した生産方式です。
例:繁殖用に優れた(L×W)の雑種の雌に、産肉性や肉質に優れたHやDの雄を交配し、産肉性や肉質の優れた肉豚をより多く生産する方法。


ランドレース種(L) 大ヨークシャー種(W) デュロック種(D)

     

ランドレース種(L) デンマークの在来種に大ヨークシャー種を交配して成立したすぐれた加工用の豚です。白色大型の豚で頭部は比較的小さく、頬も軽く、顔のしゃくれも殆どなく、耳は大きく前方にたれています。体型は胴伸びがよく、前・中・後躯の釣合いがよく流線型の豚肉で背中はアーチ状を呈し腿はよく充実しています。繁殖能力・産肉能力も発育が早く優れています。わが国では純粋種としては最も多く飼育され、種雄豚・種雌豚として広く利用されています。
大ヨークシャー種(W) イギリスのヨークシャー州地方において、在来種に中国種、ネアポリタン種及びレスター種などを交配して成立した優良な白色豚で大・中・小の3種類あります。白色大型の豚で頭はやや長く、顔面は若干しゃくれていて、耳は薄く大きくやや前方に向かって立ち、背が高く胴伸びが良いです。わが国では主として繁殖豚として利用されています。
デュロック種(D) ニューヨーク州のデュロックと称する赤色豚とニュージャージー 州のジャージーレッドとが交配されて成立したもので、 従来、デュロック・ジャージー種と呼ばれていましたが、現在ではデュロック種と単称されています。体は赤色で、顔はわずかにしゃくれ、耳はたれ、胴は広く深く、腿は深く充実しています。
上記3品種の体型 体重は6ヶ月齢で約90kg、1年で170kg〜190kg、成豚で300kg〜380kgに達します。


ハンプシャー種(H) バークシャー種(B)
ハンプシャー種(H) アメリカのケンタッキー州の原産です。体は黒色で、背から前肢にかけて10〜30cm幅の白斑があり、頭の大きさは中等、頬は軽く、耳は直立し、体上線は弓状を呈し、腿は深く充実して、肉質も良好です。原産国アメリカでは飼育登録頭数が最も多い品種です。わが国では交雑用の種雄豚として広く利用されています。
バークシャー種(B) イギリスのバークシャーとウィルシャー地方の在来種にシアメース種、中国種及びネオポリタン種などを交雑して成立したもので、1851年以降純粋繁殖が行われています。体は全体が黒色ですが、顔・四肢端と尾端が白く、いわゆる“六白”を特徴としています。体重・体型ともにヨークシャー種に似ていますが、ヨークシャー種より顔のしゃくれはゆるく、耳も直立するかわずかに前方に向かって立ち、やや骨細で、肉質は良好です。バークシャー種は他品種の豚に較べますと若干肥育が遅く、体型も小さいです。


豚の一生

雌豚は生後8ヶ月齢時(体重120kg位)で初めて交配されます。牛は100%人工交配ですが、豚は大部分が自然交配です。このことは、生産者が雄豚を飼育していること(牛に較べると経費がかからないため)と、自然交配の受胎率が高いことによります。
交配され、妊娠した雌豚は、約114日の妊娠期間を経て12ヶ月齢時に初めて出産(豚は多胎動物で、1回で10頭位分娩します)します。
生まれた子豚は約1ヶ月間母豚に育てられますが、生後10日目位から徐々に飼料も与えられ、牛と同じように雄は去勢されます。子豚は1ヶ月齢時に離乳し、肥育に向けられます。肥育に向けられた子豚は体重が7kgのものが、6〜7ヶ月齢時で105kg〜110kg位に肥育れます。この期間の餌は配合飼料が主体ですが、餌を3,5kg与えることにより体重が1kg増体することになります。
繁殖の役目を終えた豚(平均3歳)は、牛のように飼い直しをしても肉質の向上が見られないため、そのまま屠畜されおもにソーセージ原料などに利用されます。

          

肉用豚の成長
初 回 交 配 月 齢 8ヶ月
妊 娠 期 間 114日
初 産 月 齢 12ヶ月
1回の分娩頭数 10頭
年 間 産 子 数 20個
体重1kg増体に要する穀物飼料 3〜3,5kg
出 荷 時 月 齢 6〜7ヶ月
出 荷 時 体 重 105〜110kg

社団法人 日本食肉協議会
参照 社団法人 全国養豚協会
財団法人 日本食肉消費総合センター

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